面白いのは第一歩だけ、初日からスパルタ指導。

「ぜんぜん百姓みたいだな」
少々離れた周辺でN・Tがぼやいて要る。
「お前こそ、自分のコーディネート、鏡で見てみろよ。笑えてくるぞ」
 手順が開始してからの15分間、生活初の畑売買は含み笑いが絶えなかった。
 しかしこれから
「違う!そうじゃない!こうやるんだよ!ぜんぜん現代っ子はビビッから!」
 事前にN・Hから薄っすらと耳にしてはいたが、畑に出るとM・Nはパーソンが変わったようにおっかなく達する。M・Nは順番に門下生ひとりひとりの後ろに回り込むと、一人ずつ乱暴に抱き締めるように、頻りに鍬の保ち方を是正した。
「そこで上げる!それほど!それから、ぶり下ろす!」
 ボクとM・Tは二度か三度、M・Nのエモーション信念の元、段々と立場が改善されてきた。
 N・Tも五度目ぐらいで仮にまともになってきたようだがS・Kだけはずいぶん良くならず、終始用心されっぱなしだった。
「なんだかS・Kのヒューマン、かわいそうですな」
「なるほど、ボクだったら泣くかキレるわ」
 三OKも経つ頃にS・Kは全くと不貞腐れ、憔悴しきっていた。アコム バレない